専門家鑑定委員会

深セン市著作権協会専門家鑑定委員会

インターネットの発展や電子商取引などの取引モデルが絶えず成熟するのに伴い、著作権を侵害する行為が発生する割合は高まる一方である。また、権利者の権利保全意識も絶えず向上しており、著作権をめぐる争いも増加の一途を辿っている。現在、一部の行政保護と司法判例においては、技術専門家による第三者である専門家の意見、業界の専門家による専門比較および鑑定意見を導入し、これを司法裁判の重要な参考的根拠としている。これにより、当事者の訴訟における客観的な判断を補強し、裁判所の判決効率を高めることが可能となる。

そこで、深セン市著作権協会は、著作権侵害頻度の高いゲーム、宝飾品、アニメ、衣料品、陶芸、平面設計、工業設計などの業界について、こうした分野で10数年以上にわたり設計に携わり、高度な専門性を備え、業界と市場への理解のある高度人材と専門家14名を選び、専門家鑑定委員会を立ち上げ、各種著作権をめぐる司法裁判と著作権行政執行の案件について、専門家の鑑定意見を提供する。

現在すでに深セン市福田区裁判所、南山区裁判所より、出版された論文作品、工芸美術品、美術作品、ゲームソフト、陶磁器芸術品などの類に関して、専門家による鑑定意見を出すよう委託を受けている。また、一部の案件当事者からも、有力な専門家の意見として訴訟で用いるために、専門家による鑑定意見書を発行するよう申請を受けている。

業務フロー:

1、 裁判所から委託を受けた場合
1)委託状を提出
2)原告と被告双方の検証材料(資料リストを添付)
3)原告と被告の身分証明書類

2、 当事者が申請する場合
1)専門家による鑑定を申請
2)協議書を提出
3)原告と被告双方の検証材料とリスト(材料リストを添付)
4)申請者の身分証明書類